冬ですよ 冬鳥「アトリ」が「キョッ」 群れ作り空飛ぶ

2024.12.24
注目

枯れた木の枝にとまった冬鳥の「アトリ」。「キョッ、キョッ」と鳴く声は、「冬」を告げているかのよう=2024年12月24日午前10時29分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内の空を鳥の一団が飛ぶ。木の枝にとまったところでレンズを向けてみると、冬鳥の「アトリ」だ。

全長約16センチほどで、体は濃紺と白と褐色。ヨーロッパやアジアなどの大陸北部で繁殖し、日本には越冬のためにやってくる。

群れで行動し、数百から数千、時には数万羽の群れを形成することもある。この日のアトリはまだ10羽ほどのため、これから群れを大きくしていくのかもしれない。

その独特の色合いに見惚れていると、みんなで一斉に飛び立ち、「キョッ、キョッ」と鳴いた。「冬ですよ」と言われているよう。冬至も過ぎ、24日はクリスマスイブ。手袋をはめていない手に息を吹きかけながら、一人震えた。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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