プロに”弟子入り” 児童が高座上がり落語体験 笑福亭由瓶さんから指導受け

2025.01.21
丹波市地域注目

高座に上がり、由瓶さんの指導で麺をすする演技を体験する児童=2025年1月21日午後1時48分、兵庫県丹波市春日町多利で

兵庫県丹波市立春日部小学校で20日、4―6年生計49人が、同市出身の落語家・笑福亭由瓶(ゆうへい)さん(53)に”弟子入り”し、落語を学んだ。プロならではの話術やこっけいな所作に爆笑し、高座に上がって演技も体験。見る側も、演じる側も想像力を働かせる落語の魅力を知った。

由瓶さんは自身の演技を例に、一人で複数人を演じ、話に「オチ」がある落語の特徴を教えた。どんぶりから麺をすする音やそしゃく音を交え、扇子を箸に見立てる演技も披露。「何を食べてると思う?」と児童に問うと、「うどん」「ラーメン」と回答。由瓶さんは「スープスパゲッティ」と答えてオチをつけた。

由瓶さんの演技を手本に、自ら挙手した3人の児童が、麺をすする演技を体験。それぞれが表情豊かな演技をみせ、笑いを取っていた。

演技を体験した男子児童(5年)は「どんぶりの高さを固定するのが難しかった」と言い、「由瓶さんは眉毛が色んな方に動いたり、目の大きさが変わったりするのが面白かった」と笑顔だった。

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