連日、最低気温が氷点下になっている兵庫県丹波篠山市。震える寒さの中、枯れ木の先端でじっとしていたのは、野鳥の「モズ」(オス)だ。ずいぶん丸いフォルムになり、モフモフスタイルになっている。
全長約20センチ。スズメなどと同様、寒い時期に対応するため、脂肪を蓄えたり、羽の中に空気の層を作ることから見た目が膨らんでいる。
強烈な寒波が襲来する予報で、本格的な冬が到来する。極寒になればなるほど、鳥たちもさらにモフモフになり、冬の”最終形態”へと変身していく。
人間が厚着をしたり、暖房をつけたりする中で、その身一つで厳しい季節を乗り切ろうとする野鳥たち。ぬいぐるみのような姿は、愛らしさと同時に、自然のたくましさを伝えてくれる。
シャッターを切りながら、「どうか元気で乗り切って」とエールを送った。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)