春告げる「ケーン」 野鳥「キジ」が恋愛モード オスの顔はハートのよう

2025.03.27
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繁殖期を迎え、顔の赤い部分が肥大化したキジのオス。恋愛モードで、「ケーン」=2025年3月27日午前8時4分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内の畑を歩き回っていたのは、野鳥の「キジ」。桃太郎のお供でおなじみの鳥は、日本の国鳥でもある。

尾も含めてオスは全長80センチ、メスは60センチ。本州、四国、九州に分布する。

春は繁殖期。オスは顔の赤い部分が肥大化し、「ケーン!ケンケーン!」と大きな鳴き声を上げながらメスを求める。赤い部分は横にしたハートのような形で、まさに恋愛モードだ。

まだ少し肌寒い早朝に響く「ケーン」。生命力に満ち溢れたその声は、「愛してっ」という叫びと同時に、野山に「春ですよ」と告げているかのようだ。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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