桜と紅葉の名所で知られる、兵庫県丹波篠山市高倉の高蔵寺でサクラが見頃を迎えている。13日ごろには境内に約40本植わっているベニシダレザクラが満開を迎えるという。福井邦彦住職(60)は「山門に入ると境内一面にピンク色が広がっている。弁当を広げていただきながらの花見も楽しめる」と参拝を呼びかけている。
境内にはこの他、ソメイヨシノ、シダレザクラなど150本以上が植わっている。20日ごろには、珍しい黄緑色の花が咲く「御衣黄桜(ゴイコウザクラ)」が見頃を迎えるという。
このサクラの名所には観光バスのほか、今年は外国人が増えているという。ペット連れも近年増加。3匹のイヌとシダレザクラの撮影を楽しんでいた女性は「境内一面に咲くサクラがきれい」と話していた。
午前9時―午後4時。入山志納金は400円(高校生以下無料)。サクラ開花期間限定の御朱印を販売。