ホケキョッ 「ウグイス」大音量で春告げる 美しいさえずりに「春が来た」

2025.04.16
注目

「ホー、ホケキョッ」と美しいさえずりを響かせるウグイス。大音量で「春」を告げる=2025年4月16日午前8時14分、兵庫県丹波篠山市内で

「ホー、ホケキョッ」―。兵庫県丹波篠山市に美しいさえずりが響き渡る。日本三鳴鳥の一つ「ウグイス」だ。

体長16センチほど。体は暗緑茶色で、「うぐいす色」で思い浮かべる色はメジロの色に近い。早春からさえずり始めるため、「春告げ鳥」という別名がある。

縄張りも宣言する雄のさえずりは、ホー、ホケキョッのほかに、「ケキョケキョケキョ」などのパターンがあり、いずれも大音量。その一方で、藪の中などに隠れることが多く、いることはわかっても見つけづらい。

今年、記者が最初にウグイスに出会ったのは3月上旬。まだ寒い中、「ホ、ホケッ」などとか細い声で練習していたが、下旬以降、気温が上がってくると、里山一帯に響き渡るほど大きなさえずりになった。

春と秋が消えたような気温になりがちな昨今だが、やっぱり「ホー、ホケキョッ」を聞くと「春が来た」と心がウキウキする。一瞬、藪から姿を見せ、凛々しくさえずったウグイスの姿に、「こうでなくっちゃ」とひざを打った。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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