桜に埋もれる 寺の山全体がピンクに 「幸せな気持ちになって」

2025.04.10
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満開を迎えた常勝寺の桜=2025年4月9日午前11時25分、兵庫県丹波市山南町谷川で

兵庫県丹波市の古刹、常勝寺(同市山南町谷川)で、山一帯の桜が満開を迎えている。朱色の山門が桜に埋もれているかのような、幻想的な風景に息をのんだ。

法道上人が大化年間(645―650)に創建したと伝わる寺。山号「竹林山」の通り、元は竹やぶの山だったという。先代住職によると、明治100年を祝い、1960年代に兵庫県で桜の苗を配る事業があった際、現在の桜が植えられたとか。ソメイヨシノとヤマザクラが計170本あり、ソメイヨシノがやや早く見頃を迎える。

山一帯が白く浮かび上がっているかのような常勝寺の桜

「今年は1週間以上開花が遅かった」と宮崎実康住職(59)。「今週末は十分楽しめると思う。桜を見て、明るい、幸せな気持ちになっていただけたら」と話している。

入山料、駐車場ともに無料。

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