早咲きで知られる寒桜の蜜を堪能するメジロ。まるで花に埋もれているかのよう＝2025年4月1日午後1時16分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市では、ほぼ満開を迎えた寒桜にたくさんの野鳥が群れ、せわしなく蜜をなめながら、待ちわびた〝春味〟を楽しんでいる。

甘党で知られ、全長約11センチの小さなメジロは、「キュルキュル」と鳴きながら花から花へ。桜のピンク色とメジロの鮮やかな黄緑色が春らしい景色を作り出している。

くちばしに黄色い花粉を付けたメジロたちは、まるで花に埋もれているかのよう。いきいきとした瞳で、寒い冬を乗り越えたものだけが味わえる「ご褒美」の世界に浸っている。

1日は少し肌寒く、市内ではソメイヨシノの開花もまだ先になりそう。記者も早くご褒美のお花見を楽しみたい。

花粉、付いてますよ(笑)

【丹波新聞鳥部】（※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました）