兵庫県丹波篠山市の上空からせわしない鳴き声を響かせていたのは野鳥の「ヒバリ」。急降下したところでレンズを向けると、枯れ草の中で見事な保護色を発揮している。
全長約17センチ。頭部の小さな冠羽が「モヒカン風」で、かっこいいような、ちょっと愛らしいような。
1、2月に鳴き始めることから、野山に春を告げる鳥とされる。春の季語でもあり、卒園式の定番ソングにも「ヒバリ鳴いたら一年生」と登場する。
せわしないさえずりは、オスが縄張りを示す行動。枯れ草の中での保護色も含めて、すべてが命をつなごうとする力だ。
そんなことを思っていると、バタバタと飛び上がり、あっという間に天へ。またさえずりを降らせてきた。「お疲れ様」と激励しておいた。
【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)