兵庫県丹波篠山市立岡野小学校のグラウンドで、プロ野球の関西独立リーグに所属する「兵庫ブレイバーズ」の選手たちが野球教室を開いた。篠山少年野球団(小西寿明監督)が参加。球児たちはピッチングやバッティングなどで選手たちが見せる実力に歓声を上げ、サインをねだるなど交流も楽しんだ。
同チームは三田市などを拠点に活動。地域貢献として少年野球チームなどを対象に教室を開いている。
今回、訪れたのは、投手の山口駿さん(24)、佐藤虎太郎さん(22)、捕手の中森匠望さん(20)。球児たちのプレーを見ながら、「コントロールいいやん」などと激励したほか、投手には体の動かし方などを、捕手には、「ボールが怖いと思うけれど、実は防具を着けた捕手より、防具なしの野手の方が怖い。それが分かれば怖くない」などと的確なアドバイスを行った。
また、打撃では球児たちの頭上を越す当たりを連発。鋭いけん制球も披露し、「はや!」「すごい」と歓声が上がった。教室後には球児たちが列をなしてサインや写真をねだるなどの人気ぶりだった。
球児を前にした中森さんは、「野球で大事なことは、プレーさせてくれている親に感謝することと、グローブなどの道具を大切にすること。それを忘れなかったら良い選手になれる」とエールを送っていた。