じーっ 冬の風物詩「チョウゲンボウ」 「おかえり」「待たせたな」

2025.12.11
注目

電柱のてっぺんにとまり、辺りに「じーっ」と視線を送る「チョウゲンボウ」のオス。丹波地域では冬の風物詩=2025年12月11日午後1時26分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内の田園地帯で、電柱のてっぺんにとまり、「じーっ」と辺りを見渡していたのは、野鳥「チョウゲンボウ」のオス。国内で繁殖するが、丹波地域は越冬地で、「冬の風物詩」でもある。

鋭い爪とくちばしを持つ猛禽(もうきん)類で、全長約40センチ、翼を広げても約70センチと小柄。農耕地など開けた場所で見られ、上空をホバリングし、急降下しては野ネズミや小鳥、昆虫、カエルなどを捕食する。

しばらくすると、羽を広げて飛翔。農地に飛び降りたかと思ったら、しっかり爪には昆虫をつかんでいる。鮮やかな狩りを見せてくれた。

超望遠レンズ越しに、「おかりなさいませ」と念を送ると、一瞬、目線が合った。「待たせたな」と言われた気がする。

ハトほどのサイズのチョウゲンボウに、ハートを狩られた気分。もう、かっこいいんだから―。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

 

鮮やかな狩りを披露するチョウゲンボウ。爪には獲物がしっかり=2025年12月11日午前1時34分、兵庫県丹波篠山市内で

 

じーっ

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