声楽で学生全国3位 大阪芸大大学院の谷口さん 「やってきたこと届けられた」

2026.01.05
丹波市地域地域注目

「全日本学生音楽コンクール」で3位に輝いた谷口さん(提供)

大阪芸術大学大学院芸術制作専攻修士2年で声楽(ソプラノ)を学ぶ谷口晴菜さん(24)=兵庫県丹波市出身=が、横浜みなとみらいホール(神奈川県)で開かれた全国大会「全日本学生音楽コンクール」の声楽部門、大学の部で3位に入賞した。同コンクールへの出場は高校生時代を含めて5回目。今回が最高賞となり「楽しく演奏することができた。今までやってきたことを、ベストな状態で観客の方たちに届けることができた」と振り返る。

谷口さんは、大阪大会の予選(30人)を通過し、本選(11人)で1位に選ばれ、全日本への出場権を獲得した。本選の上位2人が全国大会に進んだ。

全日本では、自由曲2曲を制限時間10分以内で披露。「爽やかさがあり、かわいらしい曲」という「もう春だ」(ヴォルフ作曲)と、「ゆったりとしたバラードから始まり、後半にかけてテンポが速くなる」という「魔弾の射手よりアガーテの祈り」(ウェーバー)を演奏した。普段から過度な緊張をすることはなく、今回は、良い緊張感の中で楽しく演奏し、自分の音楽を届けることを意識したという。

普段の練習から、家族や指導者、伴奏者といった世話になっている人への恩返しができるように、との思いで臨んでいるという谷口さん。「演奏への評価も大切だが、一番は自分の歌声で観客の方たちに喜んでもらえること」と話し、自分の強みは何なのかを、周囲から助言を受けながら分析したことが、結果につながったとした。

幼稚園の頃からピアノを習い、小学4年生からは本格的に声楽を習い始めた。高校では合唱部に入部。演奏会などに参加する中で、観客に喜ばれたり、感動している姿を目にしたりするうち、「歌で人を笑顔にしたい」と考えるようになり、同大学の演奏学科声楽コースへ進学した。

谷口さんは、「より多くの人に感動を届けられるように勉強していきたい」と目標を語り、大学院卒業後はプロを目指し、東京都にあるオペラ研修機関に進学し、オペラを学ぶという。

このほか、9月に神奈川県で開かれた「日本演奏家コンクール」声楽部門で2位と「神戸市長賞」を受賞、10月には奈良県で開かれた「あおによし音楽コンクール奈良」プロフェッショナルステージ声楽部門で1位と「総務大臣賞」「大阪府知事賞」に輝くなど、各地のコンクールで実績を重ねている。また、来年1月18日に行われる「全日本―」大阪大会の入賞者発表演奏会への出場を予定している。

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