
ボンボンドロップシールを求める客の列ができていた、1月31日の「JOYPOINTニシダヤ」のシールコーナー=兵庫県丹波市氷上町本郷で
「皆さん、買うのに必死です」―。そう語るのは、若者向けの雑貨店「JOYPOINTニシダヤ」(丹波ゆめタウン内、兵庫県丹波市氷上町本郷)の店員、藤原理香さん(54)。小中学生を中心に過熱する「シール」ブームにより、購入制限を設けるほど商品が次々と売れている。中でも、ぷっくりとした立体感が特徴の「ボンボンドロップシール」への注目度が高く、学校、仕事が休みの土、日曜は開店前から並ぶのが常態化している。
藤原さんによると、11月頃からシールの入荷状況に応じて「1人2―3点」の制限を設けている。冬休みに入った昨年12月末頃から開店前にシールを買い求める客の列ができ始めた。また、1月18日から他の来店客へ考慮し、開店前の待機列を家電量販店・ジョーシン側の「西出入り口」のみに制限している。
今年の三が日の1、2日は入荷分がその日のうちに完売。在庫がなくなった3日は来店客からの問い合わせが相次いだため、「完売」の貼り紙を掲示。同月17日からの各週末も入荷分がすぐにほぼ完売し、2月1日は「ボンボンドロップシール」に関しては「品切れ中」と掲示した。1日の列は「西出入り口」から建物に沿ってL字に伸び、正面側まで続いた。

開店前の西出入り口から、L字角を曲がった先まで伸びた待機列
開店前から並んでも目当ての商品が必ず買えるわけではないが、「買えたらラッキー」という感覚で並んでいるという。
先頭にいた30歳代の母親と6歳の娘は、開店1時間前から並んだという。また、9歳、7歳の息子3人と来店した30歳代の母親は「息子たちもシール交換をしているし、私も息子やママ友たちとしている。通販だと、海賊版しかなく、初めて開店前から来た。すごい列」と驚いていた。
藤原さんによると、京都府北部など遠方から2時間ほどかけて訪れる客もいるという。客層は小学生から大人まで幅広く、孫に頼まれて来店したものの「ボンボン―」がどれか分からず、戸惑う祖父母の姿も見られるという。

ボンボンドロップシールの一例(提供)
同店は、サンリオ、ディズニーといった〝キャラクターもの〟(税込550円)のほか、かわいらしい動物などをモチーフにした商品(同418円―)を取り扱っている。中でも価格が高めの〝キャラクターもの〟の人気が高く、藤原さんは「値段は関係ないみたい」と話している。
1980―2000年代初頭に小学生女子を中心に流行した「シール交換」の文化が再び注目を集めており、友だち同士などで見せ合って欲しいものと交換したりして楽しんでいる。当時を知らない10―20歳代のZ世代には新鮮に映り、幼少の頃に経験がある世代にとっては懐かしさを感じる、と全国規模でブームが起きている。


























