「冬」が去る 「またね」野鳥のチョウゲンボウ まもなく繁殖地へ

2026.03.05

本格的な春を前に、別れが近づく「チョウゲンボウ」のオス。しばらくすると、翼を広げて鮮やかに飛び去った=2026年3月5日午後1時30分、兵庫県丹波篠山市内で

兵庫県丹波篠山市内で電柱のてっぺんに飛来し、青空を背に辺りへ視線を送っていたのは野鳥の「チョウゲンボウ」。丹波地域は越冬地で、まもなく繁殖地へと帰っていく。

鋭い爪とくちばしを持ち、他の動物を捕食する猛禽(もうきん)類で、全長約40センチと小柄。秋から冬にかけて平地の農耕地などで見られ、上空をホバリングし、急降下しては小動物などを捕食する。

市内各地では梅の花が開き始めるなど、春が目前に迫っている。丹波地域にとっては、チョウゲンボウとの別れが近い。

もしかすると今シーズンの見納めかもしれないと思いながら、望遠レンズ越しに「またね」と呼びかけていると、翼を広げて鮮やかに飛び去った。

その無言の姿に、今年も「もう、かっこいい」と声が漏れる。5日は二十四節気の一つ「啓蟄」。春を迎え、土の中にいた生き物が目覚めるころ。「冬」が去った気がした。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

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