女子プロ野球

2014.09.06
丹波春秋

 豪雨被災地のボランティアで汗を流していた選手に引かれ、女子プロ野球のナイター観戦に春日スタジアムへ。チームは西、東各地区2チームずつしかなく、西では今季フローラがディオーネを圧倒しているが、この日はフローラの福知山出身、植村投手の立ち上がりをディオーネが打ち込んで初回に4点を奪い、5対3で逃げ切った。▼男子に比べるとパワー不足は否めないが、両軍きびきびしたプレーで、なかなかに堅守。外野深く飛んだ安打をすばやくホームに返球して1塁からの走者を刺す場面など、見せ場もあった。▼試合途中で選手と観客のジャンケン大会や抽選会があり、勝利チームがホームに集まってダンス披露。終了後は全選手が出口で見送ってくれた。▼女子プロ野球は丹波市で発足した高校野球がきっかけとなり5年前に始まったが、ずっと遡ると終戦後の一時期にも活動していたことがある。リーグ結成記念大会は東京・後楽園球場に観客1万7000人を集め、ピーク時には全国に16チームあったとか(谷岡雅樹「女子プロ野球青春譜」)。▼今や宮崎でワールド・カップが開かれ8カ国・地域が参加、プロ・アマ合同の「マドンナ・ジャパン」の奮戦ぶりを「スポニチ」が連日報道している。サッカーの「なでしこジャパン」のようにメジャーになるのはいつのことか。(E)

 

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