商店街を元気な場所に
柏原中心市街地一帯の民家や商店などに雛飾りを展示するイベント「かいばら雛めぐり」(3月24―31日)を主催する実行委員会の副委員長。また、柏原商店街で同24日に行われる催し「かいばら100円笑店街」(丹波市商工会柏原支部主催)でも柏原町商店街連合会副会長として企画に携わっている。両イベントともに中心メンバーの一人で、来場者が地域を歩き回ることで回遊性を高め、まちの魅力を感じてもらう機会になればと期待している。
篠山市の「丹波篠山ひなまつり」を参考に開く「かいばら雛めぐり」は、昨年4月にプレイベントを実施。「100円笑店街」と同日に開催したところ、「いつもの倍ほど集客があった」と言い、手ごたえをつかんだという。
その後、プレイベントにかかわった人らで、小さな人形を作って吊るす「吊るし雛」などが飾られる和歌山県九度山町の「町家の人形めぐり」を視察。吊るし雛の美しさに魅了され、自分たちでも作ってみようと制作に挑戦した。その後は地域住民も制作に加わり、交流の輪が広がった。
町おこしに携わることを「使命」と感じている。「100円笑店街」の来場者数が伸び悩んでいた数年前、同連合会副会長に就任。「集客が落ち込んでいたときに回ってきた役。女性の視点でできることを考え、いろんな人に助けてもらって催しを盛り上げることができた。今回の『雛めぐり』も、『100円笑店街』と同日開催することで相乗効果があれば」と話す。
「商店街は元気な場所でないといけないと思う。高齢者が増えても、活気あるまちにしていければ」。68歳。