30日午後6時半から丹波の森公苑で上演する 「ふるさときゃらばん」 の丹波公演実行委員会 「丹波のめ組」 代表。 ポスター張り、 チケットの販売などを通じて、 公演のPRにつとめている。 公演が迫り、 追い込みに力を入れている。
「7年前にふるさときゃらばんの春日公演を主催したメンバーを中心に、 市内からメンバーを募り、 新たな実行委員会で今回の公演を企画しました。 住民に身近な存在である消防団の活動を理解してもらうのがねらい。 公演のタイトルも 『地震、 カミナリ、 火事、 オヤジ』。 全国各地、 世界で災害の話題に事欠かない。 いつ災害がやってくるかわからない状況で、 災害時に一番頼りになる消防団の存在をアピールしたい」
「私も昨年まで、 消防団に入っていましたので、 消防団の役割の重要性をひしひしと感じます。 しかし、 全国的に団員数が減少している状況です。 仕事を終えた後や休日などに消防操法訓練、 消火栓点検、 家庭への火災予防啓発など地道な活動をしていますが、 住民のみなさんに目の届かないことも多い。 地域で若い人の集まる場、 コミュニティづくりの担い手としても必要と感じています。 故郷を大切にするという気運の盛りあげにもお役に立てたらという気持ち」
「この劇には、 松茸山復活にかける青年も登場します。 丹波地域でも松茸山再生の動きも見られ、 共通の話題作りにもなるのでは。 ずっと、 住んでいると忘れがちになる山の恵みや自然の恩恵に気づく動機付けにもなればと思います」
「6町の合併で、 丹波市になりましたが、 様々な活動を通じて市民の一体感が弱いということを感じます。 今回の公演は、 災害がテーマだけに、 災害時の助け合いを市民の共有財産にしたい。 そういう意味から実行委員会のメンバーを市内全域から募り、 輪をひろげています。 ご支援をよろしくお願いします」
どこからも助成を受けずに、 カンパとチケット販売費用で公演費用を捻出する。 人と人とのネットワークに期待し、 公演の成功を祈りたい。 丹波市春日町野村。 農業。 44歳。 (臼井 学)