障がい者が働く丹波市内8つの作業所で立ち上げた 「市障害者就労支援事業所協議会」 の会長。 障がい者の就労促進、 自立支援をめざし、 事業所間の連携を強化するとともに、 授産品の販売、 喫茶、 軽作業の場となっている市春日庁舎1階の 「ちゃれんじスペース」 の運営に協力する。
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「ちゃれんじスペースは、 火、 水、 木曜の午前9時から午後3時45分、 市社会福祉協議会が開設している。 パンやおはし、 はがきなど、 作業所の商品を販売している。 売り上げは作業所の収入となり、 利用者に還元される」
「8団体が毎月交代で週1度、 月3回、 『ちゃれんじスペース』 で、 市役所から発注を受けた軽作業に取り組んでいる。 封筒の宛名シール貼り、 不要になった水道メーターの分解など、 各課から仕事をもらっている。 従来の作業所の仕事とは別に、 プラスアルファの新しい収入となっている。 これを分配することで、 利用者の工賃がわずかでも増える。 たまに違った環境、 雰囲気の中で作業することで意欲がわき、 リフレッシュにもなるようだ」
「『ちゃれんじスペース』 の存在をもっと市民にアピールし、 足を運んでもらえるようにしたい。 入居している場所に、 空きスペースがある。 市の了解が得られるなら、 市民ギャラリーにしたい。 現在はコーヒーのみの販売だが、 カレーの一品だけでも提供できないかと考えている。 市民の目に触れ、 『ここでがんばっとってんやな』 『こんなん作っとってんやな』 と思ってもらえるようにしたい。 それが商品の販売につながり、 ひいては工賃アップにつながっていく」
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将来の協議会の法人化を視野に入れており、 ゆくゆくは 「ちゃれんじスペース」 の自主運営を目指す。 まずは基盤づくり。 会員事業所の交流会を開き、 顔が見える関係を築いていきたいと考えている。 丹波市氷上町日比宇。 64歳。