丹波地域の一般男子ソフトボールチーム 「SRSブラックビーンズ」 を率いる女性監督。 高砂市で5―6月に行われた 「県一般男子ソフトボール大会」 で優勝し、 10日から山形県で行われる 「全日本一般男子ソフトボール大会」 に出場する。 監督として臨んだ初めての大会での快挙を喜んでいる。
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「SRSブラックビーンズのほかに、 丹波市山南町のソフトボールチームにも所属しているので、 土日は両チームの練習や試合に明け暮れている。 両チームとも普段は選手として参加しているが、 県大会は男子大会ということもあり、 選手ではなく監督として参加することになった」
「10チームが出場した県予選は、 3試合を勝ち抜いて優勝した。 決勝戦は得点圏にランナーを進めても、 なかなか点を取ることができない我慢の試合だった。 緊迫した展開の中で、 弱気になったり集中力が切れなかったことが勝因だと思う」
「選手とともに心掛けていることは、 相手チームより大きな声を出してチームを盛り上げること。 エラーをしても声は出せるし、 何よりリラックス効果がある。 監督の自分が率先して大きな声を出すようにしている」
「監督になって、 ソフトボールを見る目線が変わった。 今まではプレーする楽しさだけだったが、 選手を動かすという立場では、 全体的に選手や試合を見なければならない。 それが大変でもあり、 新鮮でもある。 全国大会唯一の女性監督なので、 いろんな見方をされると思うが、 まず1勝を目指して堂々としたベンチワークをしたい」
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4日に行った西脇市のチームとの練習試合で惜敗。 「この時点で負けを経験できてよかった」 と、 強気の姿勢を見せる。 この練習試合での悔しさをバネにして、 大胆かつ細やかな采配で全国大会で勝ち上がっていくことを期待したい。 丹波市春日町黒井。 28歳。 会社員。