「人の輝きにスポーツを」
4つの企業、団体で構成し、篠山総合スポーツセンター(篠山市郡家)を指定管理する「篠山スポーツネットワーク」の代表企業、「ミズノ株式会社」のスポーツ施設サービス営業部に所属。昨年4月から支配人として赴任し、施設の管理全般をこなす。
フットサルコーチとして同社に採用された後、サッカー教室やトレーニングのスタッフを務め、大阪市の体育館で支配人を経験。利用者数や収支、スタッフの管理、イベントの企画・運営などに取り組んできた。
篠山でも、「利用者のために」をモットーにさまざまなイベントを展開。ミズノが開発したプログラムを用いて子どもたちが体を動かすことを楽しむ場を提供したり、団体に所属していない人向けに施設を開放する日を設けたりするなどしたほか、高齢者目線の介護予防、保護者向けのヨガやピラティスなど、精力的に施設の活用策を繰り広げている。
子どもたちに対する思い入れも強く、遊びの要素を取り入れながら、体を動かすことの楽しさを広める。そうすることで、体力がつくだけでなく、コミュニケーション能力を高めることにもなると考えるからだ。
世界屈指の総合スポーツメーカーの人間として、篠山にいる意義は、「スポーツ人口を増やすこと」と語り、「一人ひとりが目標や目的を持ってがんばる。そういう時が、人が一番輝いていると思う。その一環として、スポーツを取り入れてもらえたらうれしい」。
神戸市西区出身で、前任地は大阪市。「篠山はみなさん気さくで優しくて、とても落ち着く。居酒屋を巡るのも大好きです」。32歳。