運動通じ「自信」提供
健康づくりをサポートするフリーインストラクターとして、丹波市内などの高齢者学級で機能改善ヨガやエアロビクスを指導しているほか、子育て中の母親向けの健康教室「ママ美クス」でも講師を務めている。「からだセルフケア教室」も主宰し、多くの人に運動する楽しさを伝えている。
幼いころから体を動かすことが好きで、進修小学校時代にはダンスやバレーボールに親しみ、春日中学校では軟式テニスに熱中。2年時には近畿大会出場を果たした。丹有地区の強豪として名をはせた一方で、柏原高校時代には、技術的に伸び悩み、けがもあってスランプに。「けがをしにくい鍛え方や練習方法を追い求めたいと、スポーツにかかわる仕事を志しました」。
専門学校では、アスレティックトレーナー学科でエアロビクスインストラクターとスポーツトレーナーの資格を取得。卒業後は、ホテルオークラ神戸のフィットネスクラブでトレーナーとして勤務した。
2年ほど前から、フリーランスの立場で健康運動指導を実践。「楽しいエクササイズ」を伝える一方で、体の調子を整える重要性も強調する。「運動の途中で膝が痛くなるなど、思うように動けなくなるのはつらい。そうなる前に体のコンディションを整え、運動を継続して効果を実感してもらいたい」と話す。
今月、高血圧や糖尿病などの疾患がある人に運動プログラムをつくる「健康運動指導士」資格を取得。「運動を通じて自信を持ってもらいたい。その人にとってプラスになるようなことを提供できれば」。26歳。