スイカにかぶりつけ! 産地で”づくし” の祭 早食い競争で噴き出す人も

2019.08.01
ニュース丹波篠山市地域

スイカの早食い競争に挑む子どもたち=2019年7月27日午前9時55分・兵庫県丹波篠山市大山上で

兵庫県丹波篠山市の大山地区で栽培されている「ふれあいスイカ」をPRしようとこのほど、同地区の神田神社境内で、恒例の「ふれあい市場スイカ祭」(一般財団法人・大山振興会主催)が開かれた。子どもからお年寄りまで多くの住民が集まり、スイカの重さ当てや早食い競争など、スイカづくしのアトラクションを満喫した。

早食い競争では、大人の部に10人、子どもの部(5―12歳)に15人がエントリーした。「よーい、どん」の合図で勢いよくスイカにかぶりつく出場者たち。スイカの果汁をぼたぼたと滴らせながら、一心不乱にほおばっていた。なかには口の中がいっぱいになって噴き出してしまう人もおり、思わぬハプニングに会場はわき立った。

大人の部で優勝したのは、少林寺拳法で鍛えた立派な体格の男性(50)=同県たつの市。「スイカが大好き」といい、同様のイベントを催しているスイカの産地をめぐっているという。

「昨年も大山でトップになった。ここのスイカは小ぶりだけれど甘みが強い。今年は特にシャキシャキとしておいしかった」と話していた。

子どもの部で優勝したのは地元の12歳の男子中学生。「急いで食べたのでスイカの味はよくわからなかったけど、優勝できてうれしい。賞品でもらったスイカは味わって食べようと思う」と笑顔だった。

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