プロ野球は序盤戦を終わり、セ・パ交流戦に入った。筆者にはこれというひいきチームはなく、弱い所が勝つほど混戦になって面白いと思っている。今年は巨人の強さがどうやら本物らしいので、アンチ巨人にも熱が入る。▼これまでのところ、特筆ものは何と言っても、パ5位(22日現在)の楽天の健闘ぶりだ。特に38歳の山崎。オリックスの2軍にいた4年前、春日スタジアムでの対阪神戦で猛打賞の同町特産「山菜漬け」をもらった。かつてのセ・本塁打王がもう一花咲かせることを祈ったが、今年はどういうわけか何と、晴れの1軍でキング街道を突っ走っている。▼先日、社員旅行で出かけた福岡で、ソフトバンク対日本ハム戦を観た。筆者らのレフト側外野席では日本ハムの応援団が四面楚歌状態で奮闘していたので、こちらも俄かファンになり、初めて聞く選手の名前を一緒に呼んだりするうち、接戦の末に1点差で勝っていた。▼それにしても、3万3千の客席はぎっしり満員。日曜だったにしても、日本のプロ野球は大リーグに押されがちと言われながら、なかなかどうして、根強い人気だと再認識した。▼両リーグとも、これまで調子を出し切れずに一人蚊帳の外に出されていた某、某球団にも心機一転、がんばってもらって、中盤を盛り上げて行ってほしい。(E)