給食の”甲子園”で頂点に 豊富な特産物使い、子どもも食べやすく 給食センター一丸での栄誉

2019.12.08
ニュース丹波篠山市地域地域

西部学校給食センターが考案した献立

「第14回全国学校給食甲子園」(21世紀構想研究会主催)の決勝大会が8日、東京都の女子栄養大学駒込キャンパスで開かれ、兵庫県丹波篠山市の西部学校給食センターが優勝を果たし、全国から応募があった1447施設の頂点に立った。

 応募献立は、5人の栄養教諭が考案したもので、▽丹波篠山黒豆ごはん▽牛乳▽寒ザワラのデカンショねぎソース▽ふるさと野菜のゆずマヨネーズ和え▽天内(あもち)芋入り根菜ぼたん汁▽温州みかん―の6品。
 黒豆や天内芋など、同市の豊富な特産物を食材に生かし、伝統料理を取り入れながら子どもが食べやすい献立を考えたという。
 表彰式で同センター栄養教諭の田端廣美さんは、「丹波篠山市はたくさんの食材に恵まれている。調理員さんたちも子どもたちのことを思い、毎日調理してくれており、みんなの日々の努力が賞につながった」と喜び、調理員の出野年紀さんは、「安全・安心、おいしい、そして子どもたちが笑顔になる給食を心掛けてきた。センターみんなで獲った賞。うれしいです」と笑顔で話していた。
 今回で10回目の応募。市制20周年、新市名の誕生年(今年5月に篠山市から丹波篠山市に変更)でもあり、例年より他市の給食施設を視察する回数を増やすなど力を入れていた。

関連記事