政界は「まさか」「まさか」の連続で、丹波家も夕げの話題に事欠かない。亭主の聞多「小沢さん、『大連立』が一蹴されて、『ほならやめまっさ』やて。一体どうなっとんのや、わしら単純な頭にはさっぱりわからんのう」。▼娘ミー子「私の憶測やけど、きっと小沢さん、ホンネでは『インド洋での給油活動、ええやないの』思とっちゃったのに、選挙対策で『絶対反対』と言い張ってしもて、引っ込みつかんようになった。自分の中で矛盾が起きて、どうしようもなくなったんやないけ」。▼息子ハー吉「そりゃ、ちょっと良心的な見方やな。俺はもっとうがって見とるで。例えば、福田さんに何か弱みを握られていて、それをちらつかされたんで、擦り寄るしかなかったとか。まあ、根拠はないけど、あないに密談されたら、『何かウラでも?』と、勘ぐりたくなるやないか」。▼聞多の妻テレ代「福田さんも、ひょうひょうと、すっとぼけたこと言うとってやけど、ほんまに家康やな。勢いに乗ってた民主党が一転、がたがたになってしもたもんねえ」。▼聞多「そう言うても、給油は依然未解決。政治と金の問題も、もっともっとすっきりしてもらわんと。簡単に『大連立』言わずに、政党同士、緊張感を持って政策論議してほしいわ。何ちゅうても、密談はあかん。国民が見えるところで堂々と、のう」。 (E)