選挙好きの丹波家、ただ今、海の向こうの大統領選に熱中。親父の聞多「福井県の小浜の観光業者が、民主党でヒラリーと競り合ってるオバマを応援する勝手連を立ち上げて、脚光を浴びとるそうやないか。わしらも『丹波クリキントン勝手連』でも作るか」。▼息子ハー吉「もひとつ、迫力ないなあ。外国のテレビ局が殺到してくるとは思えんで。それに、落ち目のヒラリーに肩入れしても、歩が悪いんとちがうか」▼妻テレ代「ふーん。女性の私としては、ヒラリーに出てほしいけど、オバマの勢いに押されてるね。黒人で若いオバマは、黒人や若者をがっちりつかんでるみたいやけど、女性には女性の敵も多いんかしら」。▼娘ミー子「オバマは演説のうまさでブームを巻き起こしているゆうね。でも、テレビで見てたら、『改革』『改革』言うだけで、何をどう変えたいんか、さっぱりわからへん。そうか言うて、ヒラリーがわかりやすいいうわけでもないけど。2人の政策、考えの違いをもう少し知りたいわ」。▼聞多「し烈なレースの民主党ばかり注目されとるけど、早いこと体制を固めた共和党のマケインが、本選では意外に勝つ結果になるかもしれんな。とにかく、自分たちで選べるんやさかい、アメリカ国民は面白いやろな。日本も、せめて『2大政党制』がきちんと機能してほしいのう」。 (E)