選挙戦を歓迎

2012.11.10
未―コラム記者ノート

 一時は「W無投票」の声もあった丹波市長選、市議会議員選挙が11日告示、18日投開票の日程である。そろって選挙戦がおこなわれる見通しだ。
 選挙が告示になる1、2週間前にまちの課題を点検する連載をするのが本紙の通例だが、今回は、異例とも言える低調ムード。今の丹波市で問題なのは、個々の政治課題以上に、低調な市長選、市議選の動きに象徴される、市民の政治離れ、無関心、底流にある「冷め冷めとした空気」だと判断し、11月4日付の本紙1面(篠山版は未掲載)で、「ともに無投票の可能性」と報じ、「なぜ、W選挙が低調なまま推移しようとしているのか」に紙面を割いた。その時点で、最も報じるべき価値がある事象と考えたからだ。
 一転、選挙戦になったことを歓迎する。選挙戦が、「空気」を変える一助になることを期待している。市長候補者、市議候補者の訴えを比較検討する、選択する機会を得た。本紙は15日号で、候補者の訴えを掲載する。12日の期日前投票の開始と同時に投票所へ向かう人もあるだろうが、都合が許せば、紙面に目を通し、選択の参考にしてもらえればと思う。(足立智和)
 

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