市長との対話集会

2008.08.07
丹波春秋

 「参画と協働が進む丹波市をめざして」という、住民と市長の対話集会に出た。自主参加の約30人が、夜遅くまで熱心に議論をかわした。▼主テーマは「校区まちづくり事業」だったが、「計画書を作れと言われても、何をすればいいのか、どことも同じような内容」「お偉方の采配で決められ、住民の声が反映しにくい」等々の問題点が訴えられた。▼校区ごとに「環境、健康、教育」を柱に毎年計画を立て、交付金をもらうことになっているが、本当に住民の創意工夫が生かされているのか、疑問は多い。「多様な考えを持った、出来るだけ多くの住民がオープンに話せる場を持つことが大切」というのが、この日の参加者の総意だった。▼筆者は「ゴミ焼却場の建設コストをできるだけ低く抑えるため、生ゴミを初めゴミの減量化について市民運動が起こせないか」と提案した。重要な施設なのに、建設地以外の市民の関心は薄い。市の財政を逼迫させるようなことになれば、自分たちの財布にはね返ってくる。どういう処理方式になるにせよ、出すゴミを少なくするに越したことはない。▼生ゴミの効果的な分別や再利用法などを、まちづくりの重要テーマに据え、各校区で成果を競い合うようにすれば、具体的でわかりやすく、より多くの参画、協働を得られるのではなかろうか。(E)

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