にしき病院に呼吸器内科医が着任

2007.09.25
丹波の地域医療特集

 篠山市西谷のにしき記念病院 (079・593・1352) に、 呼吸器内科の専門医が着任した。
 先月末まで三田市の国立病院機構兵庫中央病院呼吸器科医長 (内科診療部長) として勤務していた黒須功医師 (49) =神戸市北区=。 兵庫医科大学臨床教育教授 (来年3月末まで) で、 医療現場でドクターを指導してきた。 同大を卒業後、 同医大助手などを経て1987年に国立療養所兵庫中央病院内科医となり、 呼吸器科医長などを歴任した。 奈良県出身。
 10月に三田市内に黒須内科クリニックを開院予定で、 午前中は同クリニックで、 午後からはにしき記念病院で診療に当たる。 にしき記念病院での診療は、 月曜から金曜までの午後2時半から5時で、 要予約。
 丹波地域はぜんそくや肺気腫、 肺がんなど呼吸器系の患者が多いが、 専門医が少ないため、 十分な対応ができていないという。 三田市で20年間診療にあたるなかで、 「専門的な医療の過疎地となっている三田、 丹波地域に貢献したい」 と、 にしき記念病院の井手通雄院長の8年越しの要請に応じる形で赴任を決めた。
 黒須医師は 「学会のガイドラインに沿って、 呼吸器科として標準的な治療レベルにもっていきたい」 と話している。

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