柏原病院 耳鼻咽喉科が休診へ

2007.12.17
丹波の地域医療特集

 県立柏原病院の耳鼻咽喉科の常勤医が今月末で不在になり、 年明けから同科が休診になる。 1人で診察にあたっていた常勤医が、 医局人事により、 派遣元の兵庫医大に引きあげる。
 神戸大学の関連病院である同病院にあって、 同科は唯一、 1984年の診療科開設当初から兵庫医大から医師が派遣されていた。 昨年1月に2人いた常勤医が1人となり、 手術日は兵庫医大から応援を得て、 1人で診察を続けていた。
 今年4月から11月の患者数は、 入院が延べ270人、 外来が延べ4297人。 慢性中耳炎や外耳炎、 鼻腔炎のほか、 鼻骨骨折やめまい発作、 けい部腫瘍 (しゅよう) などの治療にあたってきた。
 同病院では、 今月末で脳神経外科の常勤医1人も退職することから、 来年1月からの常勤医数は25人となる。

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