医師らが健康に関する講演をする 「篠山市民健康大学講座」 が6日、 丹南健康福祉センターで開講した。 市民ら105人が参加。 開講式に続いて、 山鳥嘉彦・同市医師会長と上田康夫・県立柏原病院副院長が講演した。
山鳥会長は兵庫医科大学篠山病院について取り上げた。
上田副院長は、 医師不足と赤字で危機的な状況に陥っている地方の自治体病院の状況を説明。 「丹波地域においては、 県立柏原は内科医が不足し、 柏原日赤は内科医ばかり。 事業管理者はどちらも県知事。 それでも統合が実現しない」 と述べ、 「兵庫医大篠山は産科医、 小児科医が不足している。 篠山市だけでなくもっと広域で考えた方がいい。 医大が残ったのはよかったが、 篠山市民は医療資源を無駄遣いしないようにしないといけない」 などと呼びかけた。