あわただしい政局

2009.06.25
丹波春秋

 政局があわただしくなり、丹波家の夕げの話題も活発。亭主の聞太「自民党もおかしな党やな。総選挙を前に一番結束せんなん時に、また党首を変えよなんちゅう声がぞろぞろ出よる」。▼息子ハー吉「つい1年足らず前、福田さんでは選挙に勝てんゆうて総裁選挙をやって、5人も立った中で一番大衆受けしそうに思えた麻生さんが圧勝したんやなかったんけ。それが、やれ、色々あらが出てきた、やれ、リーダーシップがないゆうて。一体、党全体で決めた責任をどう考えとんのや」▼娘ミー子「選挙は人気投票やない。政策で争うもんや。百年に1度の経済危機をどう乗り切っていくか。国債を大増発してまでの大型予算。これには民主党も一応賛成し、『効果が出始めた』と麻生さんが胸張っとるんやったら、党全体でそれを堂々と主張していったたらええんやないの」▼妻テレ代「それでもやっぱり自信がない。国の借金がますます膨らむし、年金、医療問題も出口が見えへん。消費税が上げられるんと違うか…国民のこういう不安にちゃんと答えられへんから、小手先のことばかり気になるんや」▼聞太「その点は民主党も同じ。受けそうなことばかり並べんと、政権取ったらこう変える、財源はこうする、ゆう点をきちんと示してもらわんと、安心して任せられへんで」。(E)

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