県立柏原病院をフィールドに研究、 診療応援をする神戸大学大学院の特命3教授の辞令が1日付で発令された。 循環器内科の川合宏哉氏、 消化器内科の久津見弘氏、 消化器外科の味木徹夫氏。 今月中旬から週1回の外来支援と、 研究を行う。
川合氏が、 「総合臨床教育・育成学分野」 担当。 同病院で技術を学べる環境を作り、 研修医ら若手医師を呼び込むシステムづくりを研究し、 地域医療を支える医師を育成するプログラムを練り上げる役割を果たす。
久津見氏と味木氏が、 「地域医療ネットワーク分野」 担当。 近隣の他の病院や開業医との具体的な連携方策などを検討する。 川合氏は、 同大大学院講師。 循環器内科、 心不全、 心筋症、 虚血性心疾患、 弁膜症が専門分野。 久津見氏と味木氏は同大大学院准教授。 専門分野は、 久津見氏が、 胆のうやすい臓の内視鏡診断治療。 味木氏が肝胆すい臓外科、 腹腔鏡。
同病院を訪れる曜日が異なることから、 3人が同病院内で顔を合わすことはないが、 神戸大で話し合い、 互いの領域を行き来しながら研究を進める方針。
3氏の派遣は、 県と同大の 「地域医療連携推進事業」 に基づくもの。