「同じ目標持ち行動を」医療再生で集会 

2009.05.22
丹波の地域医療特集

 地域医療再生を目指し、 丹波市民と行政、 医療関係者らが同じテーブルについて話し合う対話集会が16日、 中央公民館 (氷上町成松) で開かれた。 柏原病院小児科を守る会の丹生裕子代表が基調講演を行ったほか、 参加者によるグループ討議が行われ、 それぞれが地域医療を守るためにできることを話し合った。
 市民行革勉強会 (吉見安弘代表) の主催。 「今なぜ医療を守る行政、 医師、 市民等の連携が必要か」 をテーマに開いた。
 丹生代表は、 2007年から活動を始め、 発足2年目を迎えた同会の活動を紹介。 「小さな力だけど、 やがて大きくなっていく。 今こそ、 行政も市民も医師も地域医療を守るという同じ目標を持って行動していくことが重要」 と訴えた。
 また、 講演に各地へ出向いている丹生代表のモチベーションはどこから生まれるのか、 という質問に対して、 「できないことじゃないからしているだけ。 私はただの主婦ですが、 少しでも役に立てばと思っているだけです」 と笑顔で答えていた。  その後開かれたグループ討議では、 「やはりさまざまな立場の機関の連携が重要」 「まずはAED (自動体外式除細動器) などの講習を増やしていくことが必要では」 などの意見が出されていた。

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