県立柏原病院 (大西祥男院長) で1日、 辞令交付式と新入医師の歓迎会が開かれた。 前任者からの交代の5人を含む13人の医師が赴任し、 一言ずつあいさつ。 歓迎の拍手で迎えられた。
常勤医師は5人増え、 23人となる。 内訳は、 ▽内科5→7▽外科4→5▽産婦人科2→3▽麻酔科0→1▽小児科5▽整形外科1▽放射線科1―。
これとは別に、 2年間途絶えていた、 同病院で2年間の臨床研修を積む初期臨床研修医2人も着任。 神戸大に籍を置く医師免許取得後2年目の研修医1人 (1カ月交代) と合わせ、 同病院で3人が研修を積む。 13人のうち、 4人は、 神戸大と県、 市の 「循環型人材育成プログラム」 によるもの。 純増5人のうち3人は、 神戸大による追加支援。
総合内科を新たに立ち上げる宮本宣友医長 (39) は、 「研修医時代にお世話になった大西院長のもと、 内科疾患の幅広い受け入れと、 研修医の教育を担っていく。 病院を元気に、 自分もいい医者になるようがんばっていきたい」 とあいさつした。
大西院長は、 「深刻な医師不足による機能低下から、 少し回復の兆しを見せている。 診療機能の回復に連れ、 市民の信頼も回復しつつある。 今年度は初期研修医も迎えた。 質が高く、 安全な医療を提供し、 みんなの力で立派に胸を張れる病院にしていこう」 と訓示した。