ごはんゲット 「カワセミ」電光石火でエビ捕獲 ”飛ぶ宝石”美しく

2024.06.14
注目

電光石火のスピードでスジエビを捕獲したカワセミ。見事にごはんをゲット=2024年6月14日午前11時45分、兵庫県丹波篠山市内で

 

兵庫県丹波篠山市内の森にある水源地の木の枝で、じっと水面を見つめていたのは野鳥の「カワセミ」。電光石火のスピードで飛び立ったかと思うと、戻ってきたくちばしにはスジエビの姿。見事にごはんをゲットだ。

全長17センチほど。頭や背中、頬が青色で、首の後ろから尾にかけては鮮やかなコバルトブルー。胸や目の後ろなどは橙色。その美しさから「飛ぶ宝石」とも呼ばれるほか、清流のイメージから丹波篠山市の市の鳥の一つでもある。

14日の市内は30度を超える気温となったが、美しいブルーが目に涼感も与えてくれる。

至近距離で姿を捉える機会がなかったものの、今回、記者とカワセミの距離はわずか4、5メートル。手が届きそうなほど近いところにいる〝野鳥界のアイドル〟に胸の高まりが止まらない。

捕まえたスジエビを「オラァッ!」とばかりに木に叩きつけて弱らせるカワセミ=2024年6月14日午前11時45分、兵庫県丹波篠山市内で

「まじ? 撮っていいの?」と思いながら100枚ほどシャッターを切ったが、よほどの空腹か、記者を人と思っていないのか、カワセミはどこ吹く風。スジエビを木の枝に叩きつけて弱らせてからパクリと飲み込み、満足そうな顔をして、また次の獲物を狙っていた。

あまりの美しさに呆然自失となりながら、「撮らせてくれてありがとう」と感謝しつつ、変わらず水面を見つめるカワセミと別れ、水源地を後にした。

【丹波新聞鳥部】(※コメント欄より、弊社の活動を命名していただきました)

 

 

お目当てのスジエビを飲み込み、満足そうな顔をしているように見えるカワセミ=2024年6月14日午前11時46分、兵庫県丹波篠山市内で

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