◆収益の1部は市に寄付
JA丹波ひかみ (開田和組合長、 本店・氷上町市辺) は、 山南町上滝で見つかったティタノサウルス類と見られる恐竜化石にあやかり、 4月2日から新しい定期貯金 (1年) の募集を始める。 集まった貯金総額の0・03%分を同JAが負担し、 市に寄付。 化石企画関連の費用に役立ててもらう。 証書入れも恐竜をデザインしたものにするなど、 ユニークな発見記念キャンペーンを展開する。
「Great discovery in TAMBA!~未来へ伝えよう!古くて新しい丹波市の至宝」 と題し、 5月2日までの期間で総額30億円を集め (予定額に達し次第終了する)、 最大で90万円を市に寄付する。
新規で20万円以上預けた場合の金利は年0・85%とし、 同JAの基準金利0・35に、 0・5%上乗せする。
証書入れは、 表に恐竜のシルエットを描き、 裏面に、 「平成18年8月7日、 兵庫県丹波市山南町上滝の篠山川で周囲とは明らかに違う1cm程度の灰褐色のものが突き出ていました。 『こ、 これは…』、 それが思いがけない大発見のはじまりでした」 と、 最初に見つかった当時のようすを記している。
同JAの荻野正金融部長は、 「2月ごろからキャンペーンを考えていた。 弁当や菓子などを開発し、 地域活性化に取り組まれている商店もある。 当JAとしても、 集まった金額の一部を市に寄付し、 地域貢献につとめたい」 と話している。 同JA (0795・87・0170)。
<写真>PRポスターと専用の貯金証書入れを手にする職員=JA丹波ひかみ本店で