私事ながら、10月末に左手薬指を骨折した。雨傘をさして自転車を運転中に、悪路でバランスを崩して転倒。すりむいた左膝が痛くてたまらなかったが、ふと見ると指がぐにゃっと曲がっている。青くなって柏原病院に駆け込んだ。▼第1関節(専門語では「末節」)部で下の骨が上の骨にめり込み、上の骨はばらばらに砕けていた。同病院には手術の体制がなく、応急処置だけしてもらって翌日、西脇病院へ。▼11月初めに2泊で入院し、全身麻酔による手術を受けた。骨を引っぱって元の位置に戻し、外からピンを刺して固定。患部に添え木をはめて包帯が取れるまで、事故から1カ月半かかった。抜いてもらったピンは5本、長いのは3?。治療は一応終わっても、関節はまだ通常の半分ほどしか動かず、当分は週1回、リハビリに通わなければならない。▼西脇病院は初めてだったが、手術して頂いた若い先生の説明はわかり易く、態度もさわやか。「この人なら全面的に任せられる」と思った。建物が新しいだけでなく、手続きの流れも合理的。医師、看護士、リハビリ療法士、事務員とも丁寧で気持ち良い。▼北播地方では三木・小野の市立病院が合併して新築されるほか、民間病院も増築工事中。篠山、柏原も頑張っているが、色々な面で病院間の競争は厳しくなる。(E)