
昭和に発売された駄菓子と「駄菓子のまえだ」を営む細見さん=兵庫県丹波市春日町黒井で
令和8年(2026)は、昭和元年(1926)から数えて満100年。戦後復興、高度経済成長などにおける、さまざまな出来事の中で日本が大きく発展した昭和の時代。一方、「平成」「令和」と時が流れるにつれ、古き良き時代というような懐かしさも込めて「昭和」が使われることが散見されるようになった。そこで、「楽しかった昭和」にスポットを当て、当時の“アルバム”の一部をひもといた。時代の再発見と、輝かしい未来につながることを期待して。

「ココアシガレット」や「クッピーラムネ」など人気の駄菓子
子どもたちの娯楽の一つだった駄菓子。幼い頃、親からもらったお小遣いを握りしめ、駄菓子屋に向かった経験がある人も多いだろう。昭和の一時代を築いた駄菓子屋だが、社会情勢の変化により全国的に減少し、丹波地域においても今や貴重な存在となっている。
「駄菓子のまえだ」(兵庫県丹波市春日町黒井)では、昭和に発売された昔懐かしい商品から比較的新しいものまで約100種がずらりと並ぶ。近隣には小学校、高校があり、児童や学生たちが放課後に立ち寄り、わいわいと品定めするほほ笑ましい光景が広がる。
昔懐かしい昭和の駄菓子といえば、昭和26年(1951)発売のたばこに見立てたラムネ菓子「ココアシガレット」。本物のたばこのように人差し指と中指に挟み、大人のまね事をした人も多いだろう。店主の細見佳代さん(58)が幼い頃には、たばこそっくりの包装紙に包まれたチョコレート菓子が売られていたといい、「今だったらちょっと問題になるかも」と笑う。
同36年(61)には、さっぱりとしたヨーグルト風味の「モロッコヨーグル」が発売された。一口サイズほどのカップに入り、木のスプーンで食べる素朴なスタイルで、パッケージに描かれたゾウには「子どもたちに、ゾウのように強く優しくたくましく育ってほしい」という願いが込められているという。細見さんによると、かつては〝あたり〟付きだったというが、現在はなくなっており、「少し寂しい感じがする」と話す。
このほか、ウサギとリスのイラストが特徴的な「クッピーラムネ」(同38年発売)、豆菓子「雀の卵」(同50年)といった多様な昭和の駄菓子が並び、客を楽しませている。
細見さんは「日々訪れてくださる方が、駄菓子と共にほっこりした気持ちになってもらえれば。世代を超えた交流の場になればうれしい」と思いを語った。
令和8年(2026)は、昭和元年(1926)から数えて満100年。戦後復興、高度経済成長などにおける、さまざまな出来事の中で日本が大きく発展した昭和の時代。一方、「平成」「令和」と時が流れるにつれ、古き良き時代というような懐かしさも込めて「昭和」が使われることが散見されるようになった。そこで、「楽しかった昭和」にスポットを当て、当時の“アルバム”の一部をひもといた。時代の再発見と、輝かしい未来につながることを期待して。
子どもたちの娯楽の一つだった駄菓子。幼い頃、親からもらったお小遣いを握りしめ、駄菓子屋に向かった経験がある人も多いだろう。昭和の一時代を築いた駄菓子屋だが、社会情勢の変化により全国的に減少し、丹波地域においても今や貴重な存在となっている。
「駄菓子のまえだ」(兵庫県丹波市春日町黒井)では、昭和に発売された昔懐かしい商品から比較的新しいものまで約100種がずらりと並ぶ。近隣には小学校、高校があり、児童や学生たちが放課後に立ち寄り、わいわいと品定めするほほ笑ましい光景が広がる。
昔懐かしい昭和の駄菓子といえば、昭和26年(1951)発売のたばこに見立てたラムネ菓子「ココアシガレット」。本物のたばこのように人差し指と中指に挟み、大人のまね事をした人も多いだろう。店主の細見佳代さん(58)が幼い頃には、たばこそっくりの包装紙に包まれたチョコレート菓子が売られていたといい、「今だったらちょっと問題になるかも」と笑う。
同36年(61)には、さっぱりとしたヨーグルト風味の「モロッコヨーグル」が発売された。一口サイズほどのカップに入り、木のスプーンで食べる素朴なスタイルで、パッケージに描かれたゾウには「子どもたちに、ゾウのように強く優しくたくましく育ってほしい」という願いが込められているという。細見さんによると、かつては〝あたり〟付きだったというが、現在はなくなっており、「少し寂しい感じがする」と話す。
このほか、ウサギとリスのイラストが特徴的な「クッピーラムネ」(同38年発売)、豆菓子「雀の卵」(同50年)といった多様な昭和の駄菓子が並び、客を楽しませている。
細見さんは「日々訪れてくださる方が、駄菓子と共にほっこりした気持ちになってもらえれば。世代を超えた交流の場になればうれしい」と思いを語った。


























