ボウリングブームに沸いたあの頃 開店1時間前から行列 今も施設継続のオーナー「”趣味”で営業続けられたら」【シリーズ・昭和100年】

2026.01.11
ニュース丹波市地域地域注目

令和8年(2026)は、昭和元年(1926)から数えて満100年。戦後復興、高度経済成長などにおける、さまざまな出来事の中で日本が大きく発展した昭和の時代。一方、「平成」「令和」と時が流れるにつれ、古き良き時代というような懐かしさも込めて「昭和」が使われることが散見されるようになった。そこで、「楽しかった昭和」にスポットを当て、当時の“アルバム”の一部をひもといた。時代の再発見と、輝かしい未来につながることを期待して。

写真を見ながら、オープン当時を振り返る岡本憲三さん=兵庫県丹波市氷上町横田、氷上スカイボウルで

昭和40年代、日本中がボウリングブームに沸いた時期があった。昭和45年(1970)、プロボウラーの中山律子選手が、女子プロボウラー初となるパーフェクトゲームを達成。テレビのゴールデンタイムにボウリング番組が多く放送され、全国各地にボウリング場が建ち始めた。

そんなブーム真っただ中の同47年4月、「氷上スカイボウル」(兵庫県丹波市氷上町横田)は誕生した。経営者は、氷上町内で肥料製造などを手がけていた岡本喜八郎さんと、その父、憲太郎さん。「若い子が遊べるレジャー施設が地域に必要」との思いからだったという。オープンイベントは、女子プロボウラーの竹田加奈子さん、長原京子さん、海野房枝さんを迎えて華々しく行われた。

 

女子プロボウラーを迎え、華々しく行われた昭和47年のオープンイベント。中央が憲太郎さん、その右が喜八郎さん

喜八郎さんの息子で、現オーナーの憲三さん(63)は、小学2年生だった当時の様子について、「開店1時間前からお客さんが並び始め、“押すな押すな”の状態だった」と回想する。客の中には、プロを目指していた人も何人かいたという。

時は流れ、令和8年の今も週末の営業を続ける憲三さん。無料で子どもにレッスンをすることもあり、「ボウリングが好きで、趣味で開けている。大手とは違うやり方で、続けていけたらそれでいい」とほほ笑んだ。

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