火災で全焼の店舗再建 記念にマルシェ開催 「感謝伝えたい」

2026.01.16
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全焼から11カ月、アメリカ風の外観に再建した新店舗の前で、17日の記念イベントチラシを手に来場を呼びかける酒井泰成さん=兵庫県丹波市山南町池谷で

火事で店舗兼住宅が全焼したサカイヘアーサロン(兵庫県丹波市山南町池谷、代表・酒井泰成さん)が17日午前11時―午後3時、リニューアルオープンを記念し、友人、知人が出店するマルシェを開く。元の場所で再建した店舗は、高床式でデッキがあるしゃれたコンテナのユニットハウス。営業開始はまだ先だが、新店舗のお披露目を兼ね、これまでの支えに感謝する一日とする。

11ブースが出店。飲食物販と、フラダンスのステージなどを予定。丹波市内から友人、知人が5ブースを出店。また、酒井さん(49)が所属する異業種交流グループ「守成クラブ 神戸西」の仲間が再起を祝い、駆け付ける。

新店舗は6×6メートルのコンテナに、玄関にあたる3×6メートルのデッキからスロープが伸びる。インターネットで海外のデザインを眺めるのが好きで、再建する店舗のデザインを「アメリカ風にした」(酒井さん)。外観が洋風になったのに合わせ、店名を「SAKAI HAIR SALON」に改めた。店舗デザインと看板は「守成クラブ」の仲間が担ってくれた。

カットチェアを5台から2台に減らし、泰司さん(77)、悦子さん(74)の両親と3人で従事する。うち1台は半個室にし、酒井さんが力を注ぐ発達障がいのある子らに使ってもらう。

昨年2月25日、両親が暮らす住居兼店舗の台所で魚を焼いていて火事になった。炎をすぐに消し止め事無きを得たと思いきや、熱で壁の中の木が燃え、焼け落ちはしなかったが、建物が全焼。無事持ち出せたのはノートパソコンぐらいで、高熱にさらされ愛用のはさみも使えなくなった。

店舗を失ってからは、高齢者福祉施設への出張、発達障がい児向けの訪問カットに力を注いだ。窮状を知り、「散髪に来てもらえないか」と声をかけてくれる高齢者施設もあった。

注文より長い高床の「足」が届き、スロープが急勾配になり県条例に適合しないハプニングがあり、スロープをもう1本つくる追加工事が生じ、通常営業は2月開始予定。17日は「開店」でなく「開店記念イベント」。来場者に会場で使える500円券を渡す。「皆さんとお会いし、感謝を伝えられることを楽しみにしている」と来場を呼びかけている。

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