「日本の美食街道構想」を掲げて連携協定を締結している兵庫県丹波篠山市と大阪観光局がこのほど、大阪市内で交流会を開いた。丹波篠山、大阪から計約60の企業や団体が参加。丹波篠山の食などを紹介するブースが並び、大阪でその魅力を発信した。また、大阪観光局の地域魅力創出アドバイザーで、演歌歌手の香西かおりさん(62)も登場。丹波篠山について「とにかくシンプルで素朴で、人もまちもすごく素敵な場所。日本の原風景がいまだにある」と言い、「丹波篠山の食材を使ったお弁当などを考案して、魅力をPRしていきたい」と抱負を語った。
交流会では、丹波篠山の地酒や牛肉、猪肉、山の芋、米、茶、陶器などを展示し、試飲・試食も実施。大阪の主に観光事業関係者らが堪能し、今後の展開へ情報交換などを行った。
香西さんは1993年、「無言坂」で日本レコード大賞を受賞。昨年11月にアドバイザーに就任し、活動の第1弾として美食街道プロジェクトに協力している。これまでに丹波篠山も訪問しており、いずみ会が用意した黒豆ごはんやとふめし、しし汁などの郷土料理を味わったほか、市内の店舗も視察した。
交流会で香西さんは丹波篠山の食材について、「健康的で、素材一つひとつの味わいがすごく本物だと感じた。どれも『こうしたらおいしいだろうな』と思わせられるものばかり」と言い、「野菜も甘みが口の中に広がったし、牛肉もとてもおいしい。秋以外でも、冬はぼたん鍋、夏はおいしいアイスクリームもある」と太鼓判を押した。
また、「四季折々の食材でおいしいものを考えてみたい。このような取り組みがいろんなエリアでつながっていって、街道全体が栄えていくようになれば」と期待を寄せた。
大阪観光局の溝畑宏理事長は、「魅力ある地域に送客し、本当の魅力を堪能してもらうことが大阪のミッション。ドイツには、メルヘン街道やアルペン街道などがあり、テーマごとにルートを作っている。丹波篠山は日本の歴史・文化の礎になる所。美食街道の価値が上がれば、いろんな情報発信がなされていく」と熱弁。また、「丹波篠山に行くと、日本昔話の風景を思い出した。それを香西さんに歌にしてもらうのも面白い」と話した。
酒井隆明市長は、「農村の中では比較的恵まれた立地だが、それでも若者が減り、集落の農業は誰が担うのかという厳しい面もある。関係人口や2拠点居住など、いろんなもので丹波篠山に来ていただき、支えてもらいたい」と呼びかけていた。



























