スイーツ店「TROIS SOEURS」店主 宮内千佳さん(丹波市)

2026.02.15
たんばのひと

「自分が楽しむ」大切に

スイーツのテイクアウト専門店を開き、3周年を迎えた。3人の娘の子育てとの両立で、店舗に商品を並べる営業は金曜日と祝日のみ。そのほかの日は、ホールケーキなど事前予約で注文を受けたものに限った販売をしている。

店名は「TROIS SOEURS(トロワスール)」。小学1、3、6年生の娘がおり、フランス語で「3姉妹」を意味する。店のロゴも3人をモデルにした。丹波市産のフルーツを使ったケーキなどの洋生菓子、クッキーなどの焼き菓子をそれぞれ10種ほど展開する。小麦などの原材料も国産にこだわる。

高校時代、友人の誕生日に趣味で作ったケーキを贈り、「うれしい」と喜んでもらえたことが心に残り、自分の店を持つという夢が出来た。卒業後は、大阪の製菓の専門学校へ進学し、1年間、フランス菓子などさまざまなスイーツを学んだ。専門学校時代からアルバイトをしていたカフェに就職。約5年間、2店舗分のホールケーキを1人で作り続けた。

2012年、そば打ちの修業を積む夫、秀勝さん(42)のいる丹波市へ移住すると同時に退職。第3子の出産後、秀勝さんが営むそば屋を手伝う傍ら、そば屋の厨房を使い、高校時代からの夢に向かってケーキ作りに励んだ。インスタグラムで予約を受けながら販売した。顧客が増えるにつれ、自身の店舗を構える自信につながったという。

材料の高騰に危機感を抱きつつも、「おいしかった」の声にやりがいを感じ、前を向く。「ペットを飼い始めたので、動物が食べられるスイーツ作りに挑戦したい。『自分が楽しむ』ことを大切に頑張りたい」と意気込む。富山県出身。38歳。

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