兵庫県篠山市で来月18日に投開票される市長選に24 日、同市議会議員の奥土居帥心氏(無所属)が出馬を表明した。
市名変更の是非を問う住民投票と同時に実施される市長選にはこれまでに、市名変更を意思決定し、「市民に信を問う」として16日付で退職した酒井隆明前市長が出馬を表明している。
奥土居氏は26日に出馬会見を開く。議員の辞表は後日提出するという。
奥土居氏は今月、丹波新聞社の取材に対し、出馬の理由を、「無投票になることは阻止しなければならないし、選挙戦になることで、住民投票の投票率を上げることにもつながるのでは」と答え、酒井前市長が、争点の一つに市名変更の是非を上げていることについては、「市名変更は住民投票で決着すべき問題で、政争の具にはしてはならない」とし、変更の是非は訴えない方針を示していた。市が抱えるさまざまな他の課題の政策で選挙戦を戦いたいという。