タバタデンタルクリニック院長 田畑勝彦さん 

2007.02.12
たんばのひと

説得より納得の治療
(たばた・かつひこ)芦屋市在住

一九六八年 (昭和四三年) 篠山市 (旧丹南町) 生まれ。 篠山鳳鳴高、 神奈川歯科大卒。 大阪歯科大で博士号。 ICOI (国際口腔インプラント学会) フェロー。

 新庄・元日本ハム選手の耀く歯は誰の目にも留まるが、 その主治医が田畑さん。 バッターは奥歯を痛めやすいそうで、 他にもドリーム・チーム作れそうなメンバーが通院する。 評判が広まり、 国内ばかりか、 ドバイに住むアメリカ人実業家が来たことも。
 家業を継いだわけではない。 高三の時、 ある人から 「歯医者は経営も安定しとるし、 人にも喜んでもらえるで」 と言われてその気になり、 志望校をがらりと変えて歯科大を選んだ。  就職したのは、 伊丹市の上り口歯科。 わざわざ小野市の自宅から治療に通っていた叔父が、 自分の歯について実にわかり易く話すので、 「その先生なら」 と門をたたいた。
 上り口院長は、 人工歯根を歯槽骨に埋め込む 「インプラント」 の先駆というだけでなく、 患者に多くの情報や安心を与える歯科医。 「まだまだ気持が定まらず、 最初の出勤日に遅刻するなどドジばかり踏んでいた自分を、 徹底的にしごいて下さった」。 腹をくくって、 先生の運転手を買って出る。 日曜の診療に急に呼び出されたりしながら、 「患者に極力理解してもらおうとする先生の姿勢、 考え方がよくわかり、 何でも吸収しようと決心した」。
 JR芦屋駅近くに開いたクリニックは、 「最新の知識、 情報を身につけたうえで、 個々の状況に応じたオーダーメードの治療。 患者さんを 『説得』 するのでなく 『納得』 してもらえるまで時間をかける」 がモットー。 開業八年足らずの間に急成長し、 医師七人を含め二十人のスタッフを抱えるまでに。 年内に東京にも分院を出す計画だ。
 職業選択に悩む若者らにと、 自分の体験をまとめて出した本、 「今いる場所で、 一流になれ!」 (サンマーク出版) はすぐに増刷。
 そして 「いずれは篠山にも。 母と食事をしに、 子供を連れて月に一、 二度帰るのが楽しみ」 と、 顔をほころばせた。   (外野英吉)

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