今日で夏休みも終わり、明日から新学期だ。初めての丹波の夏を満喫できた。とにかく祭りが多いのにはびっくりした。近所の祭りから丹波全体の祭りまで。特に、「デカンショ祭」に会社で連を組んで何時間も踊ったのはいい思い出だ。 若者の祭典「ゲラゲッツァ」や「ふるさと柏原夏まつり」のバンドコンテストなど、丹波の若者のエネルギッシュさが伝わった。集落の祭りに、地蔵祭り。近所の人達の温かさを感じた。子どもたちも金魚すくいにかき氷、花火の絵日記に大忙しだったろう。 これからは収穫祭の秋。丹波の秋の味覚が今から楽しみだ。昨年までは、自分の誕生日に毎年、篠山に黒豆を買いに来るのが恒例行事だった。今年はたくさん食べられるかなあと、あちこちの畑の生育が気になる。祭りも丹波では伝統行事として大切に引き継がれ、地域独自の祭りが開かれると聞く。 農業や祭りはもっぱら参加者であるが、その舞台裏の苦労や課題を知って、初めて本当の喜びが沸いてくると思う。今年は日照不足で出来が良くない作物もあると聞くが、なんとか収穫の歓声が丹波中から聞こえてほしいものだ。(坂井謙介)