一坪ショップ

2007.02.01
未―コラム記者ノート

 柏原町の駅前商店街にあるコミュニティ施設「木輪」に、“一坪ショップ”なる小さなお店がオープンした。すでに開店した2軒は、古着屋さんと手作り洋服・雑貨の店。あと2軒、車関係の雑貨と紅茶のお店が近日オープンをめざして準備中だ。 店舗といってもパーティションや棚で仕切られたブースで、広さは文字通り一坪強。支給された棚のほかに別の棚を置いたり、自分たちでカウンターをしつらえたりして思い思いの空間を作っている。“ほどよい手づくり感”でまとまっているのがいい。 計画を聞いたときは正直、こんな雰囲気になるとは想像できなかった。並べている商品にはあたたかみとこだわりが感じられ、店員さんの対応もリラックスした雰囲気。創作をしたりお店を持ちたいという人はやっぱり「表現」が上手いなあと感心した。 ここは空き店舗活用事業にも取り組んでいる「まちづくり柏原」のオフィスも兼ねており、一坪ショップも「若い人が将来自分の店を持つステップとしてマーケティングの勉強をしてもらおう」という趣旨。店員さんは他に仕事を持っているので、営業時間はまちまち。平日は夜の2時間だけという所もあるが、こういうお店ができてうれしい。利益が出るようになるまでは大変だと思うが、夢に向かって頑張ってほしい。(徳舛 純)

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