師走

2007.02.01
未―コラム記者ノート

 先日、愛車の車検を迎えて改めて気付いたのだが、2年間で走行距離が4万6000キロほど増えていた。取材で使っているので移動範囲は篠山がほとんど。遠出することはあまりないのだが、よくこれだけ走ったなあ、と一人で感心してしまった。 ところで、車を運転していれば、事故を起こす危険も高くなるだろうし、事故に遭うおそれも高くなる。そう思うのは、ここ1カ月くらいの間運転していて「ヒヤッ」としたことが何度もあったからだ。 前を走る車がウインカーを出さずに左折したり、何もない場所でウインカーもハザードも出さずに急に止まったり。また、横の道から車が無理やり出てきたことも。そのほとんどがゆっくり走っている時だったので事なきを得たが、危うくぶつかりそうになった。前の車がウインカーを出さずに曲がったことが原因で、事故に遭った知人もいる。 12月は師走とも言われる。普段は落ち着いている先生やお坊さんでも走り出すほど忙しい、というのが語源と聞いたことがある。11月末で、篠山市内の事故数は、人身で295件、物損で1506件もあり、いずれも前年を上回っている。危ない目に遭ったのは必ずしも師走のせいだけではないかもしれないが、忙しい時こそいつも以上に気を引き締め、安全運転に心掛けたい。(坂本守啓)

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