築地市場

2007.02.01
未―コラム記者ノート

 帰省ラッシュの流れに逆らって、お盆休みに上京した。築地に住む友人が「一度行ってみたかった」というので、早朝5時から見学したのが「築地市場」。昭和10年に開設された『東京の台所』だが、あと10年ほどで移転が決まっているらしい。 市場では魚を運ぶ専用の電動車がスピードを出して行き交っており、うろうろしていると危なかった。何とかお目当てのマグロのセリ市場にたどり着くと、冷凍のマグロがごろんごろん。働くお兄さんたちはかっこよく、カメラのシャッターを押してくれた親切なおじさんもいた。 観光客の中に外国人が何組かいて、ビデオを撮影していた。ふと見回すと、他の場所と比べて外国人の割合が高い。自分も外国に行けばマーケットをのぞくが、外国人にとって市場は面白い場所なのだろう。市場内のお寿司屋さんで食べた握りが贅沢な朝ごはんだった。 新しくできた六本木ヒルズには若者、東京タワーは家族連れらが集まってきていた。年代層や興味によって行きたい場所は変わってくる。メジャーなガイドには載っていない、丹波の隠れた魅力スポットはないだろうか。(徳舛 純)

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