光ファイバーインターネット接続サービスの申し込みが、柏原町と氷上町で始まっている。両町では、ADSLによる高速大容量のインターネットサービスが始まっているせいか、「光」のインパクトは薄く、申し込みの出足は今ひとつのようだ。 申し込みの伸び悩みを取材した時、「『うちには、光ファイバー来ないやろ』と、あきらめている人が結構いるようだ」という話を聞いた。サービス開始の発表時に示された、「提供の可能性が高い地域」に名前があがらなかった地域の人が、「もう無理」とあきらめてしまい、伸び悩みの一因になっているという。 しかし、今年の春先までは、光ファイバーサービスの年内開始自体が、「郡部では到底無理」と考えられていた。 「到底無理」なことを実現させたのは、利用希望調査というかたちで通信2社に届けられた、「光ファイバーサービスを利用したい」という住民の声だ。今回も同様に、申し込みを通じて、「利用したい」と声をあげることは決して無駄ではないだろう。 ただ待っていても、何も始まらない。まず行動することが、新しい一歩につながっていく。(古西広祐)